これまで、尿を作るのが仕事と思われていた地味な臓器「腎臓」に、いま世界の研究者から熱い注目が集まっています。腎臓は血液の成分を適正に維持し、 調整する血液の管理者です。さらには人体ネットワークの司令塔となり、全ての臓器と情報交換し、体全体をコントロールしています。 まさに、腎臓を守ることが命をまもること、腎臓が“長寿のカギ ”を握っているとさえ言われているのです。
(2017年10月1日放送 NHKスペシャル「人体」第1集・腎臓より)
腸には、体を外敵から守る免疫細胞が70%も存在しているといわれています。腸内環境を整え、免疫細胞を活性化することが、免疫力を高めること、 つまり、病気に負けない健康な体を作るための重要なポイントとなります。外食が多く、栄養バランスが乱れた食生活、運動不足、便ぴがちな方は特に『腸』を労り、気遣ってあげてください。
血糖値が高いという状態は、血液中のブドウ糖が通常よりも多く存在している状態です。ブドウ糖はインスリンと結合して正常に働くと、体にとって大切なエネルギーになります。 しかし、多くのブドウ糖が余って高血糖な状態が続くと、糖尿病や動脈硬化、高血圧症、心筋梗塞など、命にかかわる重大な病気になる可能性が高まります。 特に糖尿病は、失明や神経障害など、様々な合併症のリスクが伴う恐ろしい病気です。健康に生きるためには、血糖値を正常に保つことが重要なのです。
昔から「冷えは万病の元」と言われています。ダイエットから不妊症、アレルギー、ガンに至るまで、冷え性・低体温が深く関わっているのです。 体温は体の様々な機能と密接な関係をもち、体温がわずか1℃下がるだけで、体の中ではとても大きな変化が起こります。血流が悪くなり、自律神経が乱れ、代謝が約12%、免疫力は約30%以上も 低下すると言われています。